2019/02/08 00:34
赤煉瓦色した空が街を飲み込み始めるのを眺めながら、吐き出した煙を、雲に成れよと願いを、朧げな視線で頼りなく見送れば、秒を跨いで彼方に消えた。なかなか空まで届かない。見上げてばかり、本来は澱みに潜るべき、重々理解はしていても。次はもっと深く吸って、もっと深く吐いてみようか。小さな決意は今思い返してようやく思い出せる程度、直ぐに忘れる、秒を跨いで、ほらまた消えた。消えていた。
日が変わる前に横になっても、眠りに着くのは明け方の刻、ようやく寝れても2時間程度。昨日見た夢は、全身真っ黒人型シルエットが、ご丁寧に胴に不安と記し名乗ってくれて、僕を囲んで寄ってたかって鋭利な刃物で刺し囲んでくれた。ここまで明確だと有り難いよなー、って寝起きに声は出ず、そのまま厠に篭って腹痛との戦いのゴング、ファイッ。逃げなかったのか、逃げられなかったのか。逃げなかった事にしよう。誰も褒めてくれないから、自分で自分を褒める様にしてるよ、ってふざけ半分でピアニストの横山起朗に言ったら、分かるよってちょっと笑って返してくれた。たっちゃん、飯行こうよ。
元々自分のブログは別にあるのだ。でも個人的な事がメインだから、杏として書く時が来たらもっと技術的な事を書きたいなって思ってたのに、ほら。ご覧の通り。需要があるのかとか、そもそもの立ち位置とか、そういうのは抜きにしようぜ。ってのは言い訳かしら。普段ほとんど見ないテレビを付けたら、政治家は相変わらず粗探しに夢中で、小さな子供がまた犠牲になっていた。悲しいニュースが多過ぎるよ、世の中。虐待や変死や企業の不正、メディアの大好物なのは分かるけど、もちっとイカしたドライフラワーの事とか取り上げてくれてもいいんじゃあないんすか。ピエロみたいに踊ってるんだ、たまにはメディアに踊らされたい。なんてバカ、逃げなかったなんてよく言えたもんだ。来るはずのないいつかを夢見て、何も無い日々を幸せと呼んで誤魔化す、クソみたいな日々という事には、もう気付いてます。気付かないフリをしながらも、それでもと必ず死ぬ思いで抗って、希望だけは探していきたい。其れが今、僕にとってはドライフラワーなのかもしれない。花にはホント、感謝してもしきれません。ありがとう、もう少し、頼むよ。
こんな風に花の事だったり、技術的な事だったりを混ぜながら、気が向いたら書ければ良いかなって思ってます。お気付きですか、今、無理矢理まとめに入っています。
色んな方や場所から有り難いお話を頂いて、花の在庫が枯渇寸前です。オーダーをお考えの方がいらっしゃいましたら、少し余裕をもってご連絡頂けると幸いです。オーダーの仕方は相変わらず分かりづらくて申し訳無いけれど、ホームページからメール飛ばして頂ければお返事します。花を干しながら、ゆっくりとお待ちしています。
それでは、また。
Apricot Tears 濱川大幸